フィルターダイアログは、カスタムレポートのためにフィルター式を設定するために利用されます。GMDH Streamlineでは、非常に強力なフィルター式が作成できます。すべての品目 レポートにある列は、どの列でもフィルターに利用できます、また、1つのフィルター文の中では複数のオプションが利用できます。最大12個のフィルター文を持つ複合式を作成できます。
在庫計画タブまたは内部倉庫最適化タブまたは物流センター タブまたはレポートタブにて、カスタムレポートを作成できます。
次の手順に従い、フィルターダイアログを開きます。:
フィルターまたはフィルター式は、基本式と構造演算子で構成されます。次が例です。:
(A OR B) AND C
ここで、
次に、基本式は次の文法に従います。:
<列名><関係演算子><値>
下記の図は、フィルターダイアログの上記の部分を紹介します。
GMDH Streamlineのフィルターは、3つの構造演算子を実装します。AND 演算子とOR 演算子は、論理演算子です。残りの'() AND ()' 演算子は、丸括弧演算子です。
フィルター名 フィールドの下の各行にて、基本式を作成します。各行の右端にあるXボタンは、その行の条件をクリアします。
例を考えます。
下記の図に表示されているフィルターは、次の式と同等です。:
品目コード = 11 AND 品目コード = 22 AND 品目コード = 33
OR 演算子は常にAND 演算子よりも優先度が低くなります。下記の図の例を考えます。
次の式と同等です。:
品目コード = 11 AND 品目コード = 22 OR 品目コード = 33 AND 品目コード = 44
ご覧のように、GMDH Streamlineは、インデントを最初に適用された文をグループ化します。
(品目コード = 11 AND 品目コード = 22) OR (品目コード = 33 AND 品目コード = 44)
この丸括弧演算子は、AND 演算子とOR 演算子の適用順序を制御するために利用します。例えば、次の式を作成する場合です。
(品目コード = 11 OR 品目コード = 22) AND 品目コード = 33,
この場合、下記の図で表示されたフィルターの作成が必要です。
ただし、丸括弧演算子は1レベルでしか適用できません。つまり、ネストされた丸括弧(丸括弧の重ね)は現在では利用できません。例えば、次の式のフィルター条件は作成できません。
((A OR B) AND D) OR E.
基本式は、下記の文法があります。:
<列名><関係演算子><値>
.
例:
品目タイプ = 材料
すべての品目レポートにある列は、どの列でも基本式に利用できます。GMDH Streamlineは、選択列で利用できるすべての値を表示します(下記の図を参照)。
列の種類(文字列または数値)に依存して、関係演算子の組み合わせは変わります(下記の図を参照)。
列の種類 | 演算子 | 説明 |
---|---|---|
文字列 | = | 等しい |
≠ | 等しくない | |
NULL | 空白 | |
≠NULL | 空白ではない | |
含む | 列の値が、設定された文字列を含む | |
含まない | 列の値が、設定された文字列を含まない | |
数値 | = | 等しい |
≠ | 等しくない | |
< | 未満 | |
≤ | 以下 | |
> | より大きい | |
≥ | 以上 | |
NULL | 空白 | |
≠NULL | 空白ではない |
文字列の列では、文の中でカンマ(,)を使い複数の値を設定できます。これは、論理演算子の1つであるOR 演算子として扱われます。次が例です。:
品目タイプ = 製品,中間品目
値がカンマ(,)を含む場合、値を2重引用符““で囲みます。次が例です。:
説明 = Arm Boom,”Muesli box, 500 g”.