User Tools

Site Tools


Menu

GMDH LLCのウエブサイトに戻る

ビデオ チュートリアル

ユーザーガイド

1. 一般的な情報

2. スタートアップ

3. データ接続

4. 需要予測と販売予測

5. 在庫計画

6. 参照

Action disabled: source
ja:understanding-the-ir-calculation

6.4. 購入計画と予測在庫水準を理解する

この文章では、GMDH Streamlineの以下の計算方法を説明します。:

計算方法の説明のため、プロジェクト例を利用します。

今回のオーダー 数量

今回のオーダー 数量列がどのように計算されるかを説明するため、在庫レポートテーブルの需要予測セクションを表示します。表示するためには、需要予測オプションにチェックを入れます(下記の図を参照)。

品目H8010を確認します。オーダーサイクルリードタイムは、両方とも2か月が設定されています(下記の図を参照)。

手持ち在庫105単位です。この数量は、リードタイムの最初の1か月部分(1月94単位の予測です。)を満たすのには十分な量ですが、リードタイムの2か月目では不足しています(2月91単位の予測です。)。

レポートの手持ち在庫列と需要予測セクションは、色分けされています。この例の背景色が赤い手持ち在庫セルは、現在の在庫では、リードタイムの需要を満たせないことを意味しています。

私たちにできることは、次のオーダーサイクル期間(3月4月)に補充をすることだけです。したがって、GMDH Streamlineは、次のオーダーサイクル期間中の需要を補う200単位のオーダーを提案しています。

今回のオーダー 数量の数式は、Excelライクな数式では次のようになります。:

今回のオーダー 数量 = MAX(CEILING(MAX(0, オーダーサイクル需要 [リードタイムから開始] + 安全在庫 + 受注残 - 残り数量), 丸め), 最小ロット), (1)

ここで:

残り数量 = MAX(0, 手持ち在庫 + 積送在庫 - リードタイム需要)

今回のオーダー 数量は、最小ロットを超過している場合丸めにて切り上げられますが、超過しない場合最小ロットとなります。

私たちの例でオーダー数量を計算してみます。この品目は制約がないため、数式は次のようにより簡単になります:

今回のオーダー 数量 = オーダーサイクル需要[リードタイムから開始] + 安全在庫 + 受注残残り数量.

私たちの例では:

残り数量 = MAX(0, 105 + 0 - (94 + 91)) = 0

今回のオーダー 数量 = (102 + 94) + 4 + 0 – 0 = 200

購入計画と予測在庫水準

このセクションでは、次を説明します。:

購入計画と予測在庫水準の予測期間

在庫レポートタブを選択し、購入計画予測在庫水準需要予測セクションを表示します。設定ボタンをクリックし、下記に表示されたオプションをクリックし、これを行います。

ご覧のように、購入計画(と予測在庫水準)の予測期間は、予測期間パラメータである需要予測の予測期間より短くなります(下記の図を参照)。

購入計画(と予測在庫水準)の期間は、需要予測計画と比較し、常にmin(リードタイム + オーダーサイクル) – 1 データ集計期間だけ短くなります。ここでmin()はすべての品目の最小を意味します。

購入計画計算に必要なデータ

購入計画セクションは、各品目別に計算されます。品目の購入計画を計算する能力は、データの可用性に依存しています。もう少し正確に説明すると、予測期間がリードタイムの倍数であるか否かに依存しています(下記の図を参照)。

ご覧のように、強調された品目の購入計画を一部期間について計算できていません(5月のセルが空欄です)。これは、予測期間が最後のリードタイムの一部と重なっていることが原因であり、結果としてGMDH Streamlineは最後の購入オーダーの到着を試算できず、この到着の前までの期間で購入計画を計算します1)

購入計画と予測在庫水準の計算方法

GMDH Streamlineは、将来の消費と補充イベントをシミュレートして、購入計画と予測在庫水準の計算をします。

先ほどの例と同じ品目H8010を考えます。この品目のオーダーサイクルとリードタイムは、両方とも2か月であることを思い出してください。

推奨される補充数量が、テーブル内の購入計画行の各オーダーサイクルの1か月目に表示されています。これらの数量は、期間の初日までにオーダーすべき数量です(下記の図を参照)。

GMDH Streamlineは、現時点で(または、仮に状況に変化がなければ、1月の初日までに)200単位のオーダーを推奨しています。この値の計算方法については、これまでに説明してきました。不足分があるため(手持ち在庫105単位に対して、リードタイム需要が94 + 91)、GMDH Streamlineは2月の最終日時点に200単位の手持ち在庫を期待しています。この数量は、3月4月の需要を満たすことが目的です(下記の図を参照)2)

2月最終日時点の手持ち在庫の200単位と3月の予測の102単位を考慮すると、3月の最終日の在庫水準は、98単位になると予想されます(下記の図を参照)。

次のオーダーサイクル(5月6月)の需要を満たすため、GMDH Streamlineは、3月の始めまでに215単位のオーダーを推奨しています(下記の図を参照)。

この数量は、次の数式(1)から計算されます3)。:

発注量 = (107 + 108) + 4 + 0 – (200 - 102 - 94) = 215

ここで、4月94単位の予測と215単位のオーダー到着と3月末の在庫水準が 215単位であることを考慮すると、4月末の予測在庫水準は219単位であると期待できます(下記の図を参照)。

在庫水準 = 98 + 215 – 94 = 219

あとは、これを繰り返します。

ご覧のように、各期間中に常に4単位の安全在庫を持ち続けています。
ここで考えてきた状況は、次のように非常に簡略化された例でした。ロットサイズがなく、リードタイムとオーダーサイクルは、データ集計期間の整数倍でした。

安全在庫

品目H8010の検証を続けます。これまで見てきたように、この例の安全在庫はわずか4単位です(下記の図を参照)。

これほど安全在庫が少ない理由が分かりますか?これは、現在の計算方法に理由があります。利用されている計算方法を理解するため、在庫レポートタブ ツールバーの設定ボタンをクリックしてレポート設定を開きます(下記の図を参照)。

計算は設定された98%のサービス率を基準にしていることを確認できます。(つまり、予測される販売の98%に対応できる十分な在庫を意味しています。)

サービス率を利用した安全在庫の計算方法は、Excelライクな数式では次のようになります。:

Safety~stock = CEILING(Service~level~coefficient * delta * sqrt{Order~cycle})

ここで:

  • 安全係数(Service level coefficient) は、設定されたサービス率から決定されます。
  • δ は、学習データに関するモデルの不偏標準偏差です。

オーダーサイクルの値は、計算前にデータ集計期間に変換されています。

この例ではモデルは非常に正確のため、安全在庫 δはわずか1.16です(下記の図を参照)。

したがって、この例では少量の安全在庫の維持が必要です。

安全在庫 = CEILING(2.05 * 1.16 * SQRT(2)) = 4

計算結果の安全在庫が少ないために、この推定量が信用できないと考える場合、ユーザーの指定期間数の需要を安全在庫として考慮させることができます。次の手順に従い、設定します。:

  1. メニューよりファイル > 設定の選択、または在庫 タブ在庫レポートのツールバーにある設定ボタンをクリックします。
  2. 将来の期間の需要オプションをクリックします4)
  3. 期間数を入力します。
  4. OKをクリックします(下記の図を参照)。

期間数は分数で設定できます。

ご覧のように、変更後、GMDH Streamlineは、即座に安全在庫(さらに在庫レポート全体)を再計算します。ここでは、安全在庫は215単位になりました5)(下記の図を参照)。


次へ: プログラム ウィンドウ

PDFダウンロード

1)
翻訳者注釈: そのため最後の購入計画は計算に含まれません。予測期間を十分長めに設定することを強くお勧めします。
2)
翻訳者注釈: GMDH Streamlineは、不足分の需要については対応しません。
3)
翻訳者注釈: 数式中の4は、安全在庫です。
4)
翻訳者注釈: 必要に応じて、サービス率のチェックを外します。
5)
翻訳者注釈: 安全在庫計算方法から、安全在庫は5月と6月の需要の合計値です。
ja/understanding-the-ir-calculation.txt · Last modified: 2019/03/22 16:46 (external edit)