X <演算子> [値]
GMDH Streamlineが立案した予測を、修正する必要が時折あるかもしれません。例えば、大規模な販売促進や処分セールまたは他のキャンペーンの実施予定がある場合です。このようなイベントは、将来の販売に確実に影響を与えます。しかしこの情報は履歴にないため、GMDH Streamlineはこのことを知りません。そこで、ユーザー自身の予測の調整が必要です。
ツリー ビューのすべての階層で、需要予測調整ができます。
次の手順に従い、統計的予測を調整します。:
データ入力後、次の2つが実行されます。: 1)プロット ビューが更新されます。2) ツリー ビュー内のノードが青文字で表示されます(アプリケーションでは、編集後のデータは、すべて青文字で表示されます。)。再度編集するには、調整されたセルをクリックし、新しい値を入力します。
レポートタブの予測調整レポートから、すべての予測調整の要約を確認できます。
このレポートは、Excelへエクスポートができます、当然Excelにて編集ができます。さらに、編集内容をExcelに保存後、変更のインポートボタンを利用して、新しい調整値としてGMDH Streamlineにインポートもできます。
予測調整では、次の文法に従った数式の予測調整ができます。:
<演算子1>[値1]<演算子2>[値2]
。*3.5+100
、 *2-50
などが例になります。 <演算子1>
は、 *
だけが利用できます。 [値1]
は整数または小数です。 <演算子2>
は、 +
または -
が利用できます。 [値2]
は整数のみです2)。数式は、統計的予測行に対応するセル値の関係の操作を意味します。言い換えると、数式から統計的予測を増減できます。
次の手順に従い、数式を利用して予測を調整します。:
下記のスクリーンショットにて例を紹介します。
2019年1月の統計的予測は、83です。予測調整行にて +10
を入力し、その値を増やします。Enter入力後、最終的な結果は、93になります3)。
ツリー ビューの分類レベルにて調整をした場合、GMDH Streamlineは、子ノード間の比率に従い、葉ノードの調整セルに数式を挿入し、調整値を分配します4)。分配アルゴリズムの都合上、入力された調整値がすべて適用されるとは限りません。ですが、入力された値に一番近い値が適用されます5)。
下記の例では、1月の品目レベルの予測値を 3000 に調整します。各品目は2つの地点を持つため、品目を分類の1つとみなすことができます。
2地点で分配するため、3000が2999に変更されました。
ツリー ビューにて、地点が青文字で表示されています。分類配下の計画品目には、数式として調整値が自動的に適用されています。
数式の最後に >
記号を追加することで、調整値を将来の期間に展開できます。+250>
、 *1.5>
、 -150>
、 200>
などが例となります。
次の手順に従い、調整値を展開します。:
>
記号を追加します。値の展開は、右クリックメニューからも実行できます。この場合、 値の展開コマンドを選択します。
値の展開は空欄セルにて実行され、空欄ではない最初のセルで停止します。6)
セルに数式が含まれる場合、値の展開コマンドは、空欄セルに(値ではなく)数式を展開します。展開後の解除は、右クリックメニューのチェックを外すか、セルの数式から >
記号を削除します。
X <演算子> [値]
( X <演算子1> [値1] ) <演算子2> [値2]