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4.13. カスタムレポートの作成

GMDH Streamlineは、レポートのカスタマイズ機能は非常に強力です。需要予測や在庫計画の様々な側面に気づく多くのレポートを提供します。GMDH Streamlineのレポートは、過去未来の2つの観点から情報を表示します。またすべてのレポートは高度なカスタマイズができます。設定した条件を満たす品目を表示させるフィルターを利用し、カスタマイズレポートを作成できます。一方で、レポート内で見たい列だけを設定することもできます。さらには、レポートは行や列にて集計もできます。

GMDH Streamlineのレポートの特徴的な機能は、在庫レポートがインタラクティブであることです。つまり、ユーザーが入力パラメータを変更すると、その都度レポート再計算されます。

レポートは、次の場所に作成されます。:

最初の3つのタブは、在庫に関するレポート作成を目的とします。最後のレポートタブは、上記の3つのタブとは対照的に、需要計画と在庫計画の立案について、現在、過去(履歴)、未来(予測)の状態も含めた、非常に広範囲なレポートを作成します。

各タブで、カスタマイズレポートの作成ができます。最初の3つのタブである、在庫計画タブ、内部倉庫最適化タブ、物流センタータブでは、フィルターを使い、レポートをカスタマイズします。レポートタブでは、フィルターに加えて、カスタマイズのための下記の追加ツールが用意されています。:

上記の機能は、組み合わせて利用できます。例えば、とある集計単位で集計した最終予測レポートを上書きしたのち、上書きされた結果に基づくオーダー計画レポートを作成できます。

下記にて、組み込みのデモデータを使ったレポートのカスタマイズ方法を紹介します。

'レポート'タブ内のカスタムレポート

組み込みのデモデータのInventory Planning by Monthを使い、機能を紹介します。

次の手順に従い、レポートタブにてカスタマイズを作成します。:

1. レポートドロップダウンから、必要なレポートを選択します(下記の図を参照)。私たちの例では、オーダー計画オプションを選択します。

2. 必要に応じて、ヘッダセクションにある列を選択してフィルター条件を作成できます。フィルターは、設定された基準を満たす品目だけを表示します。私たちの例では、品目分類の1つである、産業から一般消費財を選択し、さらに承認状態から承認済みを選択します。フィルターを作成するため、新規フィルターボタンをクリック後、下記の図にあるフィルターダイアログに表示されている設定をします。

下記の図は、フィルター適用結果です。

3. ここで、レポートをグループ列で集計します。その後、表示単位を金額に変更します(下記の図を参照)。

4. 必要に応じて、表示列ボタンを利用し、特定列の表示と非表示を切り替えができます。ここで、承認状態モデル品質の2つの列を非表示にします(下記の図を参照)。

5. 最後に、レポートのエクスポートボタンをクリックして、作成したレポートをエクスポートします(下記の図を参照)。

カスタム在庫レポート

説明済みですが、GMDH Streamlineは、在庫計画タブ、内部倉庫最適化タブ、物流センタータブで在庫レポートを表示します。このセクションでは、組み込みのデモデータのMaterial Requirements Planningを利用し、在庫計画タブにカスタマイズされた在庫レポートを作成します。他のタブでも、同様の方法で作成できます。

次の2つのレポートを作成します。:

上記を作成するため、私たちは複数のフィルターを利用します。

資材所要量計画を表示するレポートを作成するため、新規フィルターボタンをクリックします。ここで、フィルターダイアログが開きます。このダイアログに下記の設定をします。

下記の図には、結果が表示されています。

新規フィルターボタンをクリックして、製造計画を表示するレポートを作成します。フィルターダイアログが開きます。このダイアログを下記に表示されているように設定します。

下記の図には、結果が表示されています。


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