プロジェクトの新規作成の最初の手順は、データインポートです。データインポートは、Excelファイルから、多くのデータベースまで幅広いのデータソースに対応します。
ユーザーが指定したデータソースからプロジェクトを新規作成すると、すべてのデータインポートの設定が自動で保存され、データソースへのリンクも作成されます。データ更新 ボタンがクリックされたときに、このリンクがプロジェクトとデータソースを同期します。
下記の一覧表にて、インポートできるデータと対応する特徴やレポートを紹介します。
データ | 特徴 | レポート | |
---|---|---|---|
販売データ | 販売履歴 | 需要予測と計画、販売数量を基礎とするABC分析 | 需要計画、予測上書きレポート、予測誤差レポート、ABC分析レポート |
販売価格 | 売上金額予測 | 売上計画、KPIレポート中の売上を基礎とするKPI | |
売上金額履歴 | 売上を基礎とするABC分析 | ABC分析レポート | |
在庫データ | 基礎情報 | 在庫最適化、欠品と過剰在庫の分析 | 購入計画、予測在庫水準 レポート、平均欠品在庫と平均過剰在庫 |
積送在庫情報 | より正確な在庫最適化 | より正確な在庫レポート | |
未完了販売オーダー | |||
在庫金額または購入単価 | 粗利金額に基づくABC分析、 売上原価と在庫金額 | ABC分析レポート | |
地点またはチャネル | 地点 | 需要予測と地点別在庫計画 | 地点ビューからすべてのレポート確認 |
チャネル | チャネル別または顧客別需要予測 | チャネル別需要予測 | |
キット品目 | キット品目の分解 | キット品目の構成品目についてすべてのレポートが作成されます。 | |
部品表 | 資材所要量計画 | 資材所要量計画、 製造計画 | |
品目保存期限 | 保存期限を持つ品目の在庫最適化 | 保存期限を考慮した調整済み補充計画 |
GMDH Streamlineは、品目と地点の次元、または品目とチャネルの次元をサポートします。品目と地点の次元では、インポートデータと作成した(予測、計画、レポート)情報を、品目と地点の視点から見ることができます。品目とチャネルの次元では、1つの品目を販売チャネル別または顧客別に、需要計画立案や在庫計画立案ができます。各視点の利用には、地点またはチャネルをインポートが必要です。地点またはチャネルをインポート後は、計画品目と呼ばれる品目-地点の組み合わせ、または品目-チャネルの組み合わせで、予測の実体が一意となります。
予測や計画立案のニーズに応じて、インポートデータを設定期間(日、週、月)に集計できます。月単位の予測が必要な場合、データを月別に集計します。
ツールバーの新規ボタンをクリックすると、すべてのデータ接続が表示されます。
データ接続は、次の3つに分類できます。:
スプレッドシート 接続には、集計データと取引データの2種類の接続があります。両方とも、ExcelファイルまたはCSVファイルからデータをインポートできます。集計データは、特定期間の集計済み(販売履歴、手持ち在庫履歴、売上金額履歴)データを必要とします。取引データは集計処理前の取引データをインポートし、GMDH Streamlineがインポート中にデータを集計します。
CSVファイルは複数のシートを持つことができないため、Excelファイルと比較してインポートできる情報に制限があります。
販売データと在庫情報が単一のExcelファイルやCSVファイルに保存されている場合、集計スプレッドシート接続が便利です。この接続は、手書き帳簿の一般的なフォーマットを想定します。この接続は、取引データ接続やデータベース 接続と比較して、インポート機能が一番弱く、インポートできるデータ量も一番少ないです。
データベース、またはERPシステム、または会計システム、または在庫管理システムにすべての情報が保存され、ユーザーが対象システムから在庫移動取引一覧を取得でき、ExcelファイルまたはCSVファイルに保存できる場合、集計スプレッドシート接続ではなく、取引データ接続の利用を優先してください1)。
ユーザーが利用しているシステムにデータ出力機能がない場合、システムのデータベースから直接データインポートするデータベース 接続が利用できます。データベース 接続は、GMDH Streamlineが処理できる最大限のデータをインポートでき、一番強力な機能を持ちます。ただしSQL クエリの知識が必要となります。
GMDH Streamlineは、さまざまな会計システムや在庫管理システムとの統合機能があります。統合には、予測立案と資材調達計画立案に必要なすべてのデータをインポートする接続があります。
統合には、2種類あります。双方向の統合と単方向の統合です。どちらの統合もデータのインポートができます。双方向の統合は、購入オーダーとして補充推奨値情報をユーザーシステムに戻すエクスポートができます。単方向の統合は、このエクスポートができません。
双方向の統合には次があります。:
単方向の統合には次があります。: