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ビデオ チュートリアル

Documentation for Streamline 4.x

ユーザーガイド

1. 一般的な情報

2. スタートアップ

3. データ接続

4. 需要予測と販売予測

5. 在庫計画

6. 参照

ja:adjusting-and-approving-forecasts

4.3. 予測の調整と承認

予測立案後は、予測の承認となります。予測の承認は、システムで立案された予測がユーザーの期待通りかどうかを確認する手続きです。

ユーザーが、GMDH Streamlineの予測を修正することがときどきあります。機会損失の考慮、カレンダーイベントの考慮、新しい品目の予測、将来予定されている大規模な販売促進、その他の理由から予測の調整できます。このような場合、予測の承認手続きは、ユーザーの予測調整が必要です。

予測の調整は、2つの基礎的な方法があります。:

  • GMDH Streamlineが立案した統計的予測値の上書き。販売履歴にない大規模な販売促進、または処分セール、または他のキャンペーンの実施予定がある場合、予測値を直接上書きします。
  • 予測設定の構成後の、プロジェクトの再予測。新しい品目の予測やカレンダーイベントの考慮やその他の特殊な場合、これらの調整をします。

実例のプロジェクトを利用して、機能を検証します。

予測値の上書き

予測値の調整には強力な機能があり、分類レベルの予測値の上書きや数式を使った上書き、さらに上書き値の配分ができます。

品目個別の上書きや、すべての品目が掲載されている1つのレポートを利用した上書きもできます。

品目個別の上書き

品目個別の上書き方法を紹介します。

需要予測タブを選択します。東日本地点の品目のダークビールを選択します。テーブル内の統計的予測行に、選択品目の予測値が表示されています(下記の図を参照)。

1月から3月の3か月分の統計的予測の上書きが必要と仮定します。テーブルには、予測調整と名付けられた特別な行があり、統計的予測の上書き値を保持するために用意されています。この行に入力すると、上書きできます(下記の図を参照)。

GMDH Streamlineは、アプリケーション内で一貫した色分けを採用します。:背景色が黄色のセルは、編集可能を示します。

上書き後、次が行われます。:

  • プロットを更新
  • ツリー ビューの表示品目を、青文字に変更
  • 在庫情報をインポートしている場合、在庫結果をすべて再計算(下記の図を参照)

予測値変更後、需要を満たすため、購入計画が自動で再計算されます。ユーザーは変更内容を確認しながら、バランスが保たれ、視覚化された供給計画を作成できます。

予測値の上書きと、プロジェクトの更新と、さらにプロジェクトの再予測をすると、GMDH Streamlineは、予測の上書き値を現在の予測時点期間に割り当て、上書き値を現在の予測時点期間に自動でコピーします1)

次を行います。:

  1. 2018年1月の販売データをデータソース(Excelファイル)内に追加します2)
  2. データ更新ボタンをクリックし、追加販売データをインポートします。
  3. 予測時点から、2018年1月を選択します。
  4. 予測ボタンをクリックして、プロジェクトを再度予測します(下記の図を参照)。

過去の予測時点期間からでも、上書き値を確認できます。予測時点コントロールの一覧の期間を選択するだけで、確認ができます。

直前の予測時点期間である、2017年12月にプロジェクトを戻してみます(下記の図を参照)。2018年1月の予測調整の1500が再び表示されました。

1つのレポートで予測値の上書き

レポートタブには、需要計画関連のレポートがすべてあります。その中には、予測の上書き値だけを表示するレポートがあります。このレポートが、予測調整レポートです(下記の図を参照)。

このレポートは(レポートの他のレポートと同じように)読み取り専用ですが、次の手順に従い、変更できます。:

1. レポートツールバーにあるレポートのエクスポートボタンをクリックして、レポートをExcelにエクスポートします。レポート内容がExcelファイルに自動で保存され、自動で表示されます(下記の図を参照)。

2.レポート編集し、保存します。

3. GMDH Streamlineにある変更のインポートボタン(インポート対象のレポートが選択レポートコントロールで選択されたレポートと同じことを確認し)をクリックし、レポートを再度インポートします。

予測設定を利用した予測調整

予測設定には、予測モデル作成パラメータがあり、ユーザーはすべて変更できます。

パラメータは、需要パターンにて起こりうる特殊な状況を考慮します。次のような状況があります。:

  • モデルタイプの調整。GMDH Streamlineが選択したモデルタイプが、品目データに対して適切でないと思われるときに、モデルタイプを変更できます。
  • モデル出力の増減。モデルの結果を増減できます、予測パターンが正しい場合でも、将来の販売活動で販売促進を計画している場合などに利用します。
  • 季節係数について指数平滑の禁止。予測モデルを構築するとき、例えば過去の3間年のデータの中でも、前年のデータが今年のデータと最も関連があると考えます。この関連性から、過去の各年のデータには指数法則に従う重みづけが行われます。前年は最も関連性が高いため、一番の重み(優先度)が与えられます。この動作がデフォルトです。しかし計画立案者の意見から、去年のデータではなく、それ以前のデータがより関連性があると思われる状況があります。この場合、デフォルトの指数平滑を利用せずに、販売履歴のすべてのデータに同じ重みを与えることができます。
  • 予測モデルの調整。モデルの細かい調整が必要時に利用します。係数のレベルでモデルを調整できます。

予測の承認

GMDH Streamlineには予測承認システムがあり、予測承認システムは、確認と承認を終えた予測と、注意すべき予測の分類を手助けします。

下記の図にて、予測承認の基本ワークフローを説明します。

状態の変更方法は、予測承認システム文章内で説明されています。

GMDH Streamlineでは、すべての予測が承認されることは、需要計画の完成を意味します。需要計画完成後、一般的には企業内の(会計や営業部など)他部署の追加承認が必要です。追加承認は、GMDH Streamlineの範囲外になります。そのため、GMDH Streamlineから需要計画のエクスポートが必要です。

GMDH Streamlineには、数多くのレポートがあります。その中に最終予測レポートがあります。このレポートは、統計的予測値とユーザーの調整値で上書きした予測値が保存されています。これが、GMDH Streamlineの需要計画です。

承認済み予測は、すべて固定され、プロジェクトの更新や再予測でも、変更されません。承認済み予測は、最終予測レポートの状態も固定されます。この固定化機構は、企業内の異なる部署がGMDH Streamlineの範囲外で予測の承認を行っている間に、承認済み状態のレポートを保持する目的で設計されています。

次へ: Excelへの予測エクスポート

PDFダウンロード

1)
翻訳者注釈: 2018年12月時点が最新の期間であり、2019年1月、2月、3月のそれぞれの予測値が110、120、130であると仮定します。それぞれを上書きして、115、125、135とします。2019年1月の販売データをインポートと再予測すると、2019年2月と2019年3月の上書き予測値は125と135となります。
2)
翻訳者注釈: 日本語用の例では、JA Data Example by location2.xlsxのC列をJA Data Example by location.xlsxのAD列に貼り付け、保存します。
ja/adjusting-and-approving-forecasts.txt · Last modified: 2020/09/27 08:32 (external edit)