この文章では、物流センター経由で配送される計画品目を対象に、DC オーダー計画の計算方法を説明します。これら品目は、物流センター タブにて表示されます。
下記の図にある2段階モデルの例を想定します。
この例では、対象品目は、1つの物流センターからN地点の保管所に配送されます。これに加えて、この品目は物流センターで顧客に販売されます。
GMDH Streamlineでは、DC オーダー計画計算は、次の2手順で実行されます。:
1. GMDH Streamlineは、販売予測に基づき、最下層のエシェロンにある各N地点を対象に品目のオーダー計画を計算します。この結果が、最上層のエシェロンにあるDC需要一部としてN オーダー計画になります。
2. 次に、DC オーダー計画計算を下記のExcelに似た数式にて計算します。
DC 発注量1 = MAX(CEILING( MAX(0, DC 販売OC + DOC + DC 安全在庫 + 出荷数量LT,OC - 前期残り手持ち在庫 + 安全在庫負債 累積), DC 丸め), DC 最小ロット), (1)
前期残り手持ち在庫 = MAX(0, MAX(0, DC 手持ち在庫) + 入荷数量LT,OC - (DC 販売LT + DLT) )
ここで:
計算されたDC 発注量1は、物流センター タブの今回のオーダーセクションの数量列表示されます。
数式 (1)は、1回目のDC オーダーサイクルの発注量を決定します。2回目以降のオーダーサイクルでは、補充オーダーの計算は次のExcelに似た数式を利用します。:
DC 発注量1 = MAX(CEILING( MAX(0, DC 販売(OCi) + D(OCi) + DC 安全在庫i + 出荷数量(OCi) - 入荷数量(OCi) - 前期残り手持ち在庫i), DC 丸め), DC 最小ロット), (2)
.
ここで:
j
= 1, …, N – 最下層のエシェロン (手順 1を参照) にて品目を対象に計算されるオーダー計画。i
番目のDC オーダーサイクル期間を対象とした入荷済み在庫と出荷済み在庫の合計i
番目のDC オーダーサイクル期間を対象としたDC 安全在庫