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ビデオ チュートリアル

Documentation for Streamline 4.x

ユーザーガイド

1. 一般的な情報

2. スタートアップ

3. データ接続

4. 需要予測と販売予測

5. 在庫計画

6. 参照

ja:creating-purchase-orders

5.5. 購入オーダーの作成

在庫計画の目的は、適正な購入オーダーを、適正な時期に作成することです。ユーザーはGMDH Streamlineを使い、立案された推奨購入オーダーに基づく購入オーダーが作成できます。作成された推奨購入オーダーは、現在の時点で購入先への何を購入オーダーとするかを決定するための開始点とも考えられます。

購入先へ購入オーダーを送信する前に、購入オーダー数量の確認と調整ができます。複数の要因からオーダーすべき品目を決定できます。利用できる要因には次があります。:

  • 購入オーダー中の数量超過部分(過剰オーダー)
  • 購入オーダーが需要に対応できる日数(在庫日数)
  • 購入オーダーの明細レベルの金額
  • ABC分析

必須データをインポートしている場合、すべての要因は自動で計算されます。必須データをインポートしていない場合でも、過剰オーダー在庫日数は計算されます。他の要因の必須データは、下記の一覧表に説明します。

要因 必須データ
売上を基準とするABC分析 品目販売価格
交差比率粗利益率 品目収支評価額または品目購入単価
購入オーダーの明細レベルの金額 品目購入単価

購入オーダーの作成方法は、次の2つがあります。:

これらの方法を利用して、購入オーダーを作成する方法を紹介します。

GMDH Streamlineにて購入オーダーの作成

次の手順に従い、GMDH Streamlineにて購入オーダーの作成します。:

1. 在庫計画タブを選択し、タブ ツールバーの購入オーダーボタンをクリックします。購入オーダープレビューダイアログが表示されます(下記の図を参照)。

購入オーダープレビューダイアログでは、次ができます。:

  • テーブル列ヘッダにてソート
  • 購入オーダーに含める項目の選択
  • 数量列を編集し、オーダー数量の調整
  • XLSXにエクスポートまたはCSVにエクスポートボタンをクリックして、チェックのある購入オーダー行をエクスポート
  • 作成ボタンをクリックして、ERPシステムまたは会計システム内に購入オーダーを作成

CSVにエクスポートボタンは、非常に大きなテーブルをエクスポートするために、特別に設計されています。

この例では、作成ボタンは灰色になっていて利用できません。これはデータソースをExcelファイルにしているためです。しかし、次の接続方法でプロジェクトを作成した場合利用可能になります。

GMDH Streamlineは、プロジェクトのデータソースとなっているシステムに購入オーダーの作成ができます。例えばQuickBooksの企業ファイルからプロジェクトを作成した場合、作成ボタンは、チェックが付いた購入オーダー明細行をQuickBooksに自動で送信し、QuickBooksにて対応する購入オーダーを作成します。この文章の後ほどで、この機能を紹介します。

2. 交差比率列にてテーブルをソートし、最も利益がある品目を見つけます(下記の図を参照)。

3. 例として、いくつかの項目にチェックを入れ、数量を調整します(下記の図を参照)。

調整値は青文字で表示され、区別しやすくなります。

4. 最後に、XLSXにエクスポートボタンをクリックして、チェックした行をエクスポートします(下記の図を参照)。

次のセクションでは、サードパーティシステムにて購入オーダーの作成と送信方法を紹介します。

購入オーダーをユーザーのERPシステム/会計システムに作成し送信する

ユーザーのERPシステムに購入オーダーを送信するには、ユーザーのシステムと接続するプロジェクトの作成が必要です。GMDH Streamlineは、次のシステムと組み込みの双方向接続ができます。:

上記に加えて、ユーザーのシステムが上記の一覧にない場合、データベース 接続を利用した同じような接続を確立できます。

QuickBooksを例に、購入オーダーの作成と送信を紹介します。

最初に、QuickBooksのサンプル企業ファイルからプロジェクトを作成します。

QuickBooksに購入オーダーの作成と送信をするためには、次の手順に従います。:

1. 在庫計画タブを選択し、購入オーダーボタンをクリックします(下記の図を参照)。

2. 表示された購入オーダープレビューダイアログにて、対象としたい購入オーダーにチェックをいれます。必要であれば数量の調整をします(下記の図を参照)。

これまで見てきたように、交差比率列にてテーブルをソートし、購入先の組の5項目を選択し、それらのいくつかの数量を調整しました。

購入オーダープレビューダイアログは、この例では2つの追加的な列である、購入先列とオーダー #列を表示します。この理由はQuickBooks 接続が企業ファイルから購入先情報と各品目から適切な購入先(より長期間の購入先)を取得しているためです。
オーダー #列は、接続先のシステムの購入オーダー番号とは共通点はありません。この列は、[品目; 購入先]の組を基準とした購入オーダー一覧の列挙のため、GMDH Streamlineが内部で表示します。したがって、複数の品目が(購入先列で表示されている)同じ購入先を持つ場合、それらのすべての行は、オーダー #列にて同じオーダー番号が割り当てられます。

購入先列が空欄のセルは、これらの品目がQuickBooksにて適切な購入先組が設定されていないことを意味します。

3. 作成ボタンをクリックし、購入オーダーをQuickBooksへ送信と作成をします。問題がない場合、購入オーダーの作成の成功が通知されます。(下記の図を参照)

ご覧のように、GMDH Streamlineは、QuickBooksに3つの購入オーダー(#44#45#46)を作成しました(下記の図を参照)。

GMDH Streamlineは、同じ購入先にはすべての品目で単一の購入オーダーをQuickBooksに作成します1)

QuickBooksでは、購入先を設定しない購入オーダーの作成は許可されていません。したがって、購入先組が設定されていない購入オーダーを作成を試みた場合、GMDH Streamlineは、いくつかの項目がエクスポートされなかったことを警告し、これらのコードを持つ一覧を表示します(下記の図を参照)。

購入オーダー情報をExcelにエクスポート

この方法は、購入オーダープレビューダイアログを利用する通常のワークフローの代替手段として利用できます。この方法は、通常とは異なる方法で購入オーダーを作成する状況に対応するために設計されています。対象としたい購入オーダーを決定するために様々なKPIを計画立案者に提供する発想です。KPIには次が含まれています。:

  • 購入オーダー中の数量超過部分
  • 購入オーダーが需要に対応可能となる日数
  • 購入オーダーの明細レベルの金額
  • ABC分析
  • 交差比率
  • 粗利益率

さらに、購入オーダー作成を目的としたKPI利用の基本的な考え方を紹介します。一例として、KPIとしてABC分析を利用します。

ここでは、次の手順に従います。:

1. 在庫レポートテーブルに必要なKPIを追加します。私たちの例では、これはABC分析列になります。需要予測タブを選択し、ツリー ビュー の下にあるABC分析オプションをチェックして、KPIを追加します(下記の図を参照)。

次の手順に従い、在庫レポートに(上で紹介されていた)他のKPIを追加します。:

1. 在庫計画タブを選択します。
2. タブ ツールバーの設定ボタンをクリックします。
3. 表示列グループから必要なオプションにチェックを入れます(下記の図を参照)。

  • 過剰オーダーオプションは、購入オーダーのなかで超過部分を表示します。
  • 交差比率オプションは、交差比率データを表示します。
  • 粗利益率オプションは、粗利益率データを表示します。

2. レポートのヘッダ部分をクリックして、重要な列にてレポートをソートします。私たちの例では、ABC分析列になります(上記の図を参照)。

3. タブ ツールバーにあるレポートのエクスポートボタンをクリックしレポートをエクスポートします。レポートテーブルはExcelファイルに自動保存され、Excelファイルが表示されます(下記の図を参照)。

ここからは、ユーザーはエクスポートされたテーブルを基準に購入オーダーを作成を続けていきます。


次へ: 購入計画のエクスポート

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1)
翻訳者注釈: 選択した購入オーダーの項目番号の4と6は、購入先:Anderson'sです。QuickBooks画面の左上にVENDERがあり、ここにAnderson'sが表示されています。項目番号の4と6がそれぞれ作成されているのが確認できます。
ja/creating-purchase-orders.txt · Last modified: 2020/09/27 11:10 (external edit)